ベトナムにおける新型コロナの状況:9省・市で市中感染85人、隔離・封鎖区域で感染確認(18日正午発表)

保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する18日正午の発表によると、9省・市で市中感染者85人が新たに確認された。海外から入国した1人も陽性と判明した。

市中感染者85人はいずれも感染者の接触者(F1)などとして以前から隔離措置を受けていた。85人のうち44人は隔離区域内で、41人は封鎖区域内で感染が確認され、隔離・封鎖区域外での新規感染例はなかった。

午前と正午の発表を合わせると、同日正午までに確認された感染者数は計105人、うち市中感染が10省・市の計104人となっている。

18日正午の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は4464人、死者数は37人となっている。

 なお、18日朝にホーチミン市内のトゥードゥック市ヒエップビンフオック街区(phung Hiep Binh Phuoc)のマンション「サンビュータウン(Sunview Town)」で新型コロナ陽性者(男性・35歳)が見つかり、この男性が住むブロックA1全体が封鎖された。同ブロックの住民は外出禁止となり、全員がウイルス検査を受けることになった。

男性は1回目の検査で陽性となったが、現在は詳細な検査を行うため、検体をホーチミン市熱帯病病院に送って再度検査している。なお、保健省が正午に発表したデータにこの男性は含まれていない。

1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。

TOP
お問い合わせ